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独り暮らしの社会人は唯香の彼氏なのかな。と思っていたから、連れていかれた、ワンルームから出てきたのが、女の人で驚いた。
「唯香ちゃん、いらっしゃい。この子が緋音ちゃん?」
「そう。緋音、この人園美さん」
「はじめまして。あの、ご迷惑じゃないですか?」
「全然。大変よね、受験生って、私は全然構わないの」
通された部屋は、独り暮らしって感じのシンプルな感じで、小さなパソコンデスクを唯香が、コーヒーテーブルを私が使わせてもらうことになった。
「私はもう仕事行くから、好きに使ってね」
「ありがと、園美さん」
「ありがとうございます」
「二人とも、なんだか姉妹みたい。仲良しの友達同士って雰囲気が似るのかしら?」
園美さんはふふふと笑ってから、出かけて行った。
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