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あの日から、親孝行したい。という気持ちはどこかに吹き飛んだ。ずっと、あの家にいたくない。卒業したら逃げ出せる、準備をしたかった。
ママには悪いけど、「アイツ」か「アイツ」みたいな男と結婚して、自分を踏みにじられるのは我慢ができない。
「送迎って、してもらえる?」
「たぶん大丈夫。ね、お父さんとどこで、会うの?」
「仕事が終わったら、駅の商店街の、シャトーって喫茶店に来てくれるって」
「一緒にいこっか?」
最初は断ろうと思ったけど、お父さんに会うとおもうと、すごく緊張して落ち着かなかったから。結局唯香について来た貰った。
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