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それからの父さんのねーちゃんに対する仕打ちは酷かった。
かりていた部屋は引き払われ、ねーちゃんはジュエリーアズマを辞めさせられた。
おまけに、ねーちゃんがこれ以上どこの馬の骨ともわからない男に貢がないようにと言う無茶苦茶な理由の元、ねーちゃんはまだ19になったばかりなのに見合いをさせられた。
俺がどんなに文句を言っても、ねーちゃん自身が「いいのよ。りーちゃん」とばかり言うから、誰も取りあってくれなかった。
止められない津波を見ているような不安が俺だけに取り巻いていた。
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