東陸一《あずまりいち》

47/107
前へ
/356ページ
次へ
渋谷が俺に郷土資料研究会に入る事以外で何かを強要したことなんてない。 郷土資料研究会に入る事すら、あいつは『強要』はしていない。 でも、なんでもない事しか話していないはずなのに、渋谷と話をすればするほど、自分が不利なポジションへ追い込まれていくような気分になる。 気づけば俺は、同時に入部したサッカー部を辞めて、郷土資料研究会にあしをむけるようになった。 .
/356ページ

最初のコメントを投稿しよう!

735人が本棚に入れています
本棚に追加