第1章

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気づいたら担架の上だった。 学校から病院まではそう遠くなく、先生達に担架で運ばれている途中だった。 大丈夫だと言ったが頭にダメージを受けたからと言われ、そのまま運び込まれたのだ。 そのせいで今はジャージ姿。 学校に置いてきた荷物は家族が病院に迎えに来る前に取りに行ってくれるらしい。 「携帯ないし、部屋で大人しく座っておくか」 暇な時間は携帯で潰せるが、荷物は学校。 渋々部屋に戻ろうとする。 すると1つの部屋が目に入った。 「間城 ユウリ」 病室の前のネームはそう書いていた。
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