第2章 バッカスの世話係

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「爺って……名前ですか?それとも……?」 「決まってるだろ。ジジイって意味だ」 「あのなあ」 しまった。 失礼極まりない僕らに 正面に座った正統派の美男子がげんなりと肩を落とす。 「うそうそ。これが俺らのリーダー。リーダーの森」 「てか、なんで呼び捨てなんだよ。俺、おまえより3つも年上だぞ?」 「だから尊敬の念を込めて、最初に爺って言ってんじゃん」 「ホントおまえ嫌いだわ」 飛んできたおしぼりをキャッチして 悠月さんはきゃっきゃと笑う。
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