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そんなこんなで俺達は学園長室に着いた。
「あ、ここが学園長室だよ」
「悪いなわざわざ案内させて今度なんか奢るよ」
「え、いいよそんなのお安い御用だよ。でも、どうしてもって言うんなら行きたいところがあるんだけど2人きりで」
「ああ別にいいぞ。じゃ予定が空いてる日を後で電話してくれ。後これ電話番号な」
「う、うんわかった」
じゃなと言って俺は学園長室の扉を開けた。
「失礼します。今日転入してきた天童聖琥です。あれ?居ないのか」と言ってあたりを見渡す。
するとどこからか声がする。
「どこを見ておる。ここにおるのじゃ」
すると下を見ると小さな子供が目の前に現れた。
これじゃないよな。
「ねぇ君。どこから来たのかな。お母さんやお父さんはどこかな」と言うと子供は不機嫌になった。
「貴様は何を言っておる。貴様は阿呆なのか。妾がこのベェルフェール魔法学院の理事長じゃ」
と言ってドヤ顔を決めてくる。
「そう言う夢を見たの?」と言うとまた不機嫌になる
「夢ではない。事実じゃ。」
「えーとお名前は?」
「妾を子供扱いするな。妾はお主より年上じゃ。後、妾の名前は天魔院雪和〔きよか〕じゃ」
「はぁわかったよ。それで呼び出したようってなんですか雪和ちゃん」といいながら頭をなでる。
「貴様。子供扱いするな。では、本題にうつる。貴様の診断結果が出た。」
ああ診断したな。その結果か。何か悪いことでも書いてあるのか?
「うむ。その診断結果なんじゃが。」
魔力評価S
筋力評価S
知力評価S
以下の事により評価はオールSと断定する。
それによりランクは……魔王クラス
と診断結果の紙には書いてあった。
「俺が魔王…」
驚きは隠せなかった。しかし何かの間違いではないのかとも思う。
「なにかの間違いでは?」
「それはないじゃろう。他にも魔力診断や身体について調べた結果にすべて魔王クラスだと書いてある。」
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