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近場の普通高校を選んで受験し、始業式が終わって1週間、中学時代の友人が数名同じ場所に受験し、クラスまで同じなので教室内でぼっちになることもなくオリエンテーリングも終わって落ち着いたあたりだ。
制服の袖に腕を通して着替え終わってリビングに入ると、母親と妹が朝食の準備を終え、それぞれ朝食をとっていた。
挨拶だけ軽くすまし、自分も朝食にありつく。
となりでは黙々と同じ制服を着た妹が朝食を食べている。
「姉さん一人では心配なので」という理由だけで同じ高校にやってきた妹だが、私は一言もどの高校を受験するか話していなっかたはずだ。
今までの流れで頭に?を浮かべる方がいるかもしれないが、説明しておくと双子だということだ、はて誰が疑問に思うんだろう。
身支度を終えて玄関に行くと、妹が表情を微動だに変えずに待っていた、名前は雫という、そして私の名前は―――
「姉さん、行きましょう、遅刻してしまいます」
ぶった切られてしまったが、私の名前は―――
「姉さん」
「わかってるわ、いきましょ」
さて、私の名前が公開されることは今後るのだろうか、心配である。
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