第0話 タイヨウのうた

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「肉ゴボウうどん好きなんですか?」 「んっ?まぁ嫌いじゃないかな何で?」 「いえ、僕もいろいろメニュー眺めるけど結局肉ゴボウうどんにしちゃうんですよね」  僕とリュウトは微笑みあう、大好きではないけど嫌いじゃないそんなメニューありますよね。 「ルナさん可愛いのに30過ぎてるんだ…ちょっと驚いたな」 「へっ…ちょっ……何見てるんですか!!」  なおしたつもりだったのだがオキタさんに見せたまま免許証をテーブルに置いていたようでリュウトがじっと眺めている。 「ゴールドとはさすがだね、今度君の車に乗せてくれる?」 「機会があればそのうち」  リュウトの手から免許証を奪還しタバコケースへとしまう。 「決めた…夕食もルナさんと一緒にしよう」 「はぃ?」 「ダメかな?ルナと食べたいんだ」 「……あの、ダメじゃないけどこのあと用事もあるし、初対面の人とその」  切れ長のリュウトの瞳に見つめられるとなぜか僕は断れなかった、ルナなんて男性に呼び捨てにされた事ないからかな。
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