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「……お前がワンナイトラブなんて珍しいな」
「その言い方エロいよ、ナイトじゃないしキスだけだもん」
結局遅刻の理由をケンゾウに話すことになった、ファミレスだし初対面だし…リュウトとはキスだけだった、違う場所で会ってたら…考えると身体の奥がウズウズし体温が上昇する。
「そんなにキスがよかったのか?」
「わかんない…ひとめぼれか気の迷い?」
「気の迷いで俺ともキスするか?」
「とち狂ってもケンゾウとはしないかな」
「おい…、車出来てるからさっさと持って帰れ」
ケンゾウは笑みを浮かべ車のキーを僕に投げる。
「ありがとう、車検代半分にしてくれたらホッペにチューしてもいいかな」
「アホか車検通っただけありがたいと思え」
「だよね…買い換え時かな」
とりあえず請求書の入った封筒を受け取り中身は見らずに愛車の元へと向かう。
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