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僕の名前は夜神流夜【ヤガミルナ】、僕にキスしたこの変態はリュウトだったかな?
そして車を運転していたのがヤスさん、すごい不安げな表情で後に座っている僕達を見る。
「……エンジンがかかりません」
「……………え?」
「故障か…最悪だな」
「………ウソ?」
昨日車検から帰ってきたばかりの僕の愛車が故障?マジでありえない。
僕は身を乗り出してキーを回す、ジジジジッと車が啼く。確かにエンジンはかからない…最悪だ。
「白か、ちょっと地味だけど君のイメージにはピッタリかな」
「見るな変態!!!」
僕は自分がミニスカートだった事を思い出して慌てて後部座席に戻りリュウトを睨み付ける。
「俺は何もしてないよ、君がその可愛いお尻を僕の目の前に持ってきたんだからね」
……ごもっともです、僕は顔を赤らめながらスカートの裾を握る。
「…知り合いの修理屋さんとかいる?この時間は無理かな」
「ちょっと待って」
僕はケータイを取り出す、車検に出した知り合いの修理屋さんに文句言ってやる。
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