―華飴―

3/8
前へ
/8ページ
次へ
*******  様々な店を巡り歩いているときにほのかな甘い香りを感じてそちらに視線を向ける。そこにはかわいらしい見た目の商品をこれまたかわいらしい二輪の菫達が売っていた。  二人の少女は姉妹のようでお揃いの紫色の衣装でふわりとした柔らかそうな金色の髪を横に結い上げている。 「ルミナさん、チュニカさん、お久しぶりですー!」 「ちるさん、いらっしゃいませー!」 「いらっしゃいませ」  ちるに気がつくと幼い方の、ルミナがぴょんとはねて明るい笑顔て挨拶をし、隣のチュニカがふわっと優しい微笑みで迎えた。 .
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加