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「ルミナ、チュニカお姉ちゃんとお花の飴細工を売っているの。あとね、沙羅さんが金太郎飴っていう飴を売っていてね、フォルネさんが弾ける飴を売っていてね、マリアさんが龍の飴を売っているの。ちるさん買ってくれる?」
店の売り子らしく拙いながらも一生懸命に商品の説明をするルミナ。
「こちらの飴細工の花は西の王国の名花とも謂われている花を模した物なんです」
そして、詳しい説明をチュニカが担った。
「そうなんですか~。とてもかわいらしいですー。では、ひとつお願いしますー」
「ありがとうございます。今箱にお入れしますね」
チュニカが繊細な花弁を丁寧に花の絵柄がある箱に入れる。その隣でルミナが勘定をする。
「ちるさん、おつりだよ」
「ありがとうございますー」
ちるが財布をしまうのを確認するとチュニカが箱を差し出した。
「こちらです」
「はーい。箱も可愛いですー!」
ちるは箱を受け取り、飾り付けられている箱を気に入った。そして、特に後ろに人が詰まっていないのを見て少しこの姉妹達と話をする。近況を尋ねたり、この博覧会をどれくらい回ったのかやどこの店が美味しかったのかなどを言い合ったりした。
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