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だから少しでも上手くいかないと、不安になったり卑屈になっちゃうんだ。
本当なら、そんな屯田林くんが楓にアタックしたりしなかった筈。だって、キラキラ側だから。
それでも楓を好きになり、あの娘に向かって行く勇気。それはもう、凄いの一言に尽きるよね。彼の中では、成功率は一桁くらいのつもりだったのかも。
アニソンって共通点がなかったら、とっくに諦めてたかもしれないよ。
だけどそれがあったから、今まで頑張れたんだよね。
どうして楓は、そんな屯田林くんの誘いを受けなくなったんだろう。
彼の気持ちを知っちゃったから？
屯田林くんは、楓との唯一の心の拠り所が失われようとしている中、どうにかしたいと私のところに来た。
それだけ、必死なんだよね。
そんな屯田林くんを応援したいし、楓と上手くいって欲しい。
きっと楓だって、彼の事を悪く思ってなんかいない筈。
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