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大学に入って、彼氏を作ろうとしなかった楓。
それは、高校時代の恋愛が原因だった。そんなあの娘の心を解きほぐし、恋する気持ちを復活させるのは彼しかいないと思う。
私の願望的要素は大いに強いけど。
ただ屯田林くんを見てると、純粋に楓の事を好きなんだなぁって感じる。
愛されてる楓が羨ましいよ。
そう考えた瞬間に、私はどうかなって思っちゃった。ある意味で、私も愛されているのかもしれないけど、屯田林くんのそれとは違うよね。
屯田林くんには、「自分が、自分が」って部分は少しも無いし。
そうなると勇人は、本当に私の事を愛してるのかなぁって思っちゃう。
付き合う前かは、そうしたアクションはされて来た。
でも、それって勇人の自己満足の部分が、大きかった気がした。そこからの、束縛だったり服装への口出しだったのだろう。
それが、勇人の愛情表現なのだろう。
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