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大学に入学前の私だったら、そんな内装だけで尻込みしそう。
だけど、うちの大学の学食がこんな感じだったりするから、逆に落ち着く感じすらする。
先に来て、店内で待ってた屯田林くんは落ち着かない感じだけど。
「あの、屯田林くん。話しって何?」
「楓ちゃんの事なんだけど」
「あぁ、そっちの話しだったんだ」
「そっちって、他に何の話しだと思ってたの」
「まぁ、それはいいじゃない。それより、楓と何かあったの?」
「うん、実はさ……」
話しが本題に入ると、屯田林くんは挙動不審になり口籠もる。呼び出したのは、屯田林くんの方なのに、そこから話しを進めようとしない。
んっ、これって、何?
私の頭には、少しも無かった状況が、頭の中に浮かんできて気持ちが焦ってくる。
屯田林くん、楓から私に乗り換え?
いやいや、それはいくら何でも話しが飛躍しすぎだし。
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