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そんな事を考えてる私って、自意識過剰って事になってくる。
大体、屯田林くんは「楓ちゃんの事」って言ってた訳だし。
「あの、屯田林くん?」
「あぁ、ゴメン。何だかさ、最近楓ちゃんを誘っても、カラオケにも行ってくれなくなっちゃってさ」
「えっ、そうなの?」
「うん、何だか突然そうなっちゃって。もしかして、彼氏でも出来たんじゃないかって思ってさ」
「それは、無いと思うけど」
「本当に?」
「彼氏が出来たんだったら、私に言うだろうし。それ以前に楓って、あまり彼氏を作る気が無いみたいだから」
「えっ……」
屯田林くんにとっては、他に彼氏が出来た事より、衝撃的な事実だったかもしれない。
私は、それを考えずに話してた。
その事に気付いて、慌ててフォローしてみたけど、時既に遅くって感じで屯田林くんを更に落ち込ませてしまう。
はぁ、何やってるの私は。
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