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「えっ、俺が特別？」
「うん、そうだよ。私には、そうとしか考えられないし」
そう言って私は、さっきまで考えていた事を屯田林くんに伝えてみた。
屯田林くんにしてみれば、そう簡単に信じられる話しじゃないよね。だけど私の話しを聞きながら、段々と表情が明るく変わっていった。
楓との恋愛に希望が見えたかな。
ただ、楓ってあんな感じだから、グイグイ押していく感じだと、失敗しちゃいそうって事だけ最後に付け加えた。
屯田林くんも、それは肌て感じてるみたいだったけど。
私の中で、屯田林くんの株が会う度に上がって行く。
世間一般的に、彼は「モテ無い」みたいに言われるかもしれない。だけど、楓への一途さは男性として魅力的だと思った。
マスターの奥さんへの気持ちと一緒で。
逆に勇人は、私の中でどんどん株が下がっていく。それはもう、株価最安値って感じがする程に。
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