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「唯花ちゃんがさー。
昨日まであんなに好き好き言ってたのにさー、他に好きな男の人できたって言うんだぜ?」
「え?それなんでだよ!」
「いやー、うーん…
それが分からないんだよねー。
急にさ昨日の朝にラインで
"ごめんね、好きな男の人できました。別れてください。"
って来たんだよねー。」
「それはひっでーな、おい。」
「でも、唯花ちゃんはきっとそんなことはしないはずなんだ。」
こんな話をずっと繰り返していた。
デレンデレンに酔っていた海斗は、急にガサゴソと鞄をあさって一つの封筒を取り出した。
「そーいや、雄真はこの手紙見た?」
「ん?なんだ、その手紙…」
「これなー、葵からなんだよねー。
就任パーティーだってさ」
「凄いな、あいつも…。」
「会長の息子だからな、すっげーよなー!肉食い放題じゃねーか!!」
なんで、そこで目が光るんだ!!
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