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「同窓会どーだった?」
週明けの月曜日
教室のドアを開けると、親友の生島朱莉(アカリ)が勢いよく声を掛けてきた。
低血圧ぎみの私には
週末の出来事をうきうきと話す元気が出ない。
「同窓会っていうか、ただの中学んときの集まりだよ」
眠気に耐え切れず欠伸をしながらそう答えると、
でも何かあったんでしょ?と
にやにやしながら、朱莉が顔を寄せる。
「あ~…」
あることはあった。
というか、めちゃくちゃハッピーな出来事があった。
少しずつ元気が湧いてきた私は、
まるでさっきまで低血圧でダウンしていたことがウソのように
朱莉の顔を見上げ
瞳を瞬かせながら、チョイチョイと朱莉を手招きした。
「…実はねーー」
「おーい!生島!橘!いつまでおしゃべりしてんだ?席につけ~」
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