第2章

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おいでと言っても知らんふり 名前を呼んでも知らんふり 抱きしめようとしようものならば爪で引っ掛かれ 首輪を付けようとしようものならば、きっと一生戻ってこないだろう そんなねこのような彼女に惚れたのが 俺の最大の弱みで 俺の最大の誇りだった。
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