変 更

5/6
前へ
/22ページ
次へ
美優は、担任にこれまでの経過を話した。 担任は、 「そうか。ウイルスか遠隔操作かもしれないな。お前達は、絶対に更新しないでな。先生が運営会社に連絡して、削除してもらうようにするから」 二人は安心した。 「しかし、暑いなこの部屋。そろそろ帰るか?」 「はーい!」 部室から出た三人。 「そういえば、もう一人来れなかったのか?」 歩きながら担任が言った。 「来るはずだったんですけど、用事が出来たんでしょうね」 美優が答えた。 職員室に寄り、担任に部員の連絡先を教え、帰り際、小池先生の机が目に入った。 机には、何も載っていなかった。 「しつれいしまーす!」 二人は、挨拶をして職員室を後にした。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加