2章:娼館の荒獅子

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 ”あ……ん~……ああん”  女の口から甘い悲鳴が洩れる。 「へへ。可愛いな、可愛いな」  男は後ろから女の乳房を抱きすくめる形で責めている。  充分にララーの胸をこね回した後、マッシーはそのまま今度は尻に矛先を変える。  二度ほどピシャピシャと尻肉を掌で叩いた後、ゆっくりと、そして柔らかくもみ始める。  この尻を可愛がってやるためにわざわざララーを指名したのだ。  顔は文句無しにブサイクである。  胸は貧弱で、足も太く、スタイルも決して良いとは言えない。  が、尻だけは絶品である。  雪と同じ白さの肌はきめ細かく、すべすべしていて極めてさわり心地が良い。  それほどデカ尻というわけではないのに、こんもりと盛り上がった尻肉には充分なボリュームがあり、柔らかさと弾力を見事に兼ね備えている。  両側に盛り上がる美肉の雪山の間に美しい陰影を付けている谷間があり、その肉の谷を指で押し広げれば、微かに赤味がかった淡いセピア色の蕾が見える。  そしてその蕾から更に下方に目をやれば、そこには綺麗なピンク色の肉の亀裂が走っている。  絶景かな絶景かな。  マッシーはこの眺めが大のお気に入りなのである。  他の娘の尻でも似たような映像は見れるが、臀部の形、肌の色、肉のボリューム、肉の谷間の陰影のつき具合、それらが微妙に異なり、ララーほど淫靡でかつ美しい尻をマッシーは知らない。  いわゆる尻相というやつが抜群に良いのだ。   他に何の取り得も無いこの娘をかなりの頻度でマッシーが指名するのはこの尻ゆえである。  もしシルバスタ王国にお尻美人コンテストなるものがあれば、ララーは間違いなく優勝候補の一角になるだろう。  マッシーはかなり本気でそんなことを考えている。
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