忘れられない人

2/58

17人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
幼い頃から一緒にいた真宏とれんは高校生の時、真宏の部屋で真宏とれんは初めて体を重ねた。 『真宏、俺たちのこと両親たちに言わないか』 『いずれは言わなくちゃいけないもんな』 寄り添っていた真宏とれんは口づけを交わし再び体を重ねた。 次の日の朝、真宏とれんは一緒に家を出て男子校に行った。 それから10分後、男子校に着いた真宏とれんはそれぞれの教室に行った。 ー真宏がいる教室ー 『おはよう』 友達に挨拶をしながら席に着いた。 すると真宏のまわりに5人の生徒が集まってきた。 『今日もれんと一緒に登校か』 『そうだけど』 『仲が良いねぇ』 真宏は友達にからかわれ恥ずかしくなった。 その日の昼休み、真宏は弁当を持ってれんがいる教室に行った。 その頃、れんは友達と騒いでいた。 『れん』 『真宏』 友達と騒いでいたれんは席をたち真宏に近づいた。 そして真宏とれんは屋上に行き昼ごはんを食べ始めた。 『れんが言ったこと今日にしないか』 『早い方が良いもんな、夕ごはんの時に言おう…俺の両親連れていくよ…』 『わかった』 真宏は食事を始めた。 それから時間は流れ放課後になり真宏とれんは学校を出た。 歩きながら真宏とれんは自然と互いの手を握った。 『もし両親たちが俺たちのこと認めてくれなかったらどうしよう』 『真宏、諦めず認めてもらうまで頑張るんだよ』 『そうだよね、ごめん』 真宏の家の前に着くとれんは『夜、7時に行くよ』と言い別れた。 真宏は家の中に入り自分の部屋に行くと普段着に着替えた。 そして部屋を出て真宏は晩ごはんの用意をしている母親に近づいた。 『母さん、父さん何時ごろ帰ってくるの』 『8時頃じゃないかな、どうして』 『れんとれんの両親が7時に来るんだ』 『れんちゃんと親御さんがどうして』 『大事な話があるんだ』 真宏は食事の用意を手伝いながら言った。 ー約束の7時、真宏の家ー インターホンが鳴り真宏は玄関に行きドアを開いた。 そこにれんと両親が立っていた。 『こんばんは…どうぞ…』 真宏はれんと両親を招き入れた。 れんの両親は真宏の母親に挨拶をしテーブルを囲み椅子に座った。 『真宏、お父さんは?』 『8時頃になるかも』 『そうか…』 れんは全員揃うまで待つかそれとも今、言うか迷った。 真宏はれんの手を掴み親たちの前に近づいた。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加