忘れられない人

20/58
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
その頃、憐光と母親はキムチ鍋の野菜を切っていた。 『憐光君、野菜鍋に入れて火にかけてくれる』 『はい』 憐光は母親が切った野菜を鍋に入れ火にかけた。 数分後、野菜に火が通ると中火にしキムチの素を鍋に入れた。 『もうすぐ出来るから皿とコンロを出してくれる』 『はい』 憐光は4人分の皿と箸とコップとコンロをテーブルに置いた。 母親は鍋を持ってコンロの上に置いた。 風呂に入っていた父親と真宏がキッチンに現れた。 『2人とも食事が出来たから食べましょう』 母親は冷蔵庫からビール瓶2本を出すとテーブルに置き椅子に座った。 『真宏も飲むだろ…憐光君も…』 父親は母親の隣に座った。 『一杯だけな』 『いただきます』 憐光と真宏は両親と向かい合って椅子に座った。 父親は真宏のコップにビールを注ぎ続けて憐光のコップにビールを注いだ。 『俺が入れてやる』 真宏は鍋から具を取り皿に入れると憐光に渡した。 『ありがとう…いただきます』 憐光は箸を掴み食事を始めた。 『どうかしら?』 母親が味の感想を聞いた。 『少し辛いけど美味しいです』 再び憐光は食べ始めた。 4人の食事は楽しい食事となった。 2時間後、楽しい食事を終えた真宏は憐光を連れて部屋に向かった。 ー真宏の部屋ー 真宏は服とズボンを脱ぎ全裸になるとベットに上がり憐光を誘った。 『憐光…』 『お母さんとお父さんが来たらどうするんだ』 『父さんも母さんも来ないよだから早く』 両手を広げ誘う真宏に我慢できなくなった憐光は服とズボンを脱ぎ全裸になりベットに上がると口づけをしながら体を重ねた。 『真宏』 『…何?…』 『俺を誘った君が悪いんだからな』 憐光は真宏を振り向かせそのまま抱いた。 『ああ…』 真宏は憐光に抱かれ快楽に溺れた。 そして真宏と憐光は布団を体にかけ寄り添いながら眠った。 ー月曜日の朝7時ー 先に目を覚ました憐光は隣で眠っている真宏の唇にキスをした。 『んん…』 目を覚ました真宏は憐光の頬に触れ唇にキスをすると体を重ねた。 『仕事があるから早く起きないと』 憐光は真宏を抱きながら言った。 『もう少ししたら起きる…ああ…』 真宏は快楽に溺れその後、気を失った。 『真宏?…仕方ないな起きるまで待つか』 憐光はベットからおりタンスの中から服とズボンを出した。 そして憐光は服を着てズボンをはきベットの上に座った。 憐光は机の上に置いてある写真たてに築き手に掴んだ。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!