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『ごめんなさい、俺は二宮先生と付き合うことは出来ません…俺は憐光のこと愛しているから…ごめんなさい』
『何度も謝らないでください…幸せになってください』
二宮はソファーから立ち上がり離れていった。
『剛志』
朝倉は二宮を追いかけていった。
憐光は真宏に近づき『話は終わったのなら行こうか』と言った。
『うん』
真宏はソファーから立ち上がり憐光と共に病院を出ていった。
道を歩きながら『どこに行こうか』と憐光が言った。
『憐光の行きたい場所でいいよ』
『行きたい場所かぁ…』
『憐光の両親に挨拶してないよね、今から憐光の…』
『俺には親はいない』
憐光は立ち止まり怒鳴った。
歩いていた真宏は立ち止まり怒鳴る憐光に驚いた。
『ごめん…』
『…あ!…ごめんなさい怒鳴ったりして』
憐光は怯える真宏を抱き締めた。
『もしかしたら記憶があるときお前の両親に挨拶してるんじゃないかなと思ったから両親にお会いしたら記憶が…』
涙を流しながら話す真宏の姿に憐光は真宏をギュッと抱き締め『記憶を完全に戻そうと頑張ってるのに俺は…怒鳴ってすみません』と言った。
『……』
真宏は憐光を離れさせ顔を見つめると唇を重ね再び顔を見つめる真宏の腕を掴んだまま憐光は『怒らないでくださいね』と言って真宏を近くのラブホテルに連れていった。
ーラブホテルの部屋ー
緊張している真宏はうつ向いた。
『真宏、来て』
憐光は真宏の腕を掴みベットに連れていくと真宏をベットに倒した。
『……』
真宏は体を起こし服とズボンを脱ぎ全裸になる憐光を見つめた。
全裸姿の憐光はベットに上がり真宏の服を脱がせ倒すと唇を重ねた。
『ん…憐…光…』
『その顔はいけないな』
憐光は誘うような顔で見つめる真宏のズボンを脱がせ唇を重ねると体を重ねた。
『ああ…』
真宏は憐光にしがみつきながら快楽に溺れた。
その後、憐光は背中に枕を置き体を起こし寄り添い眠る真宏を見つめた。
『あなたに両親、特に父親には会わせたくない…何故だかわかりますか…あなたが魅力的だから…』
憐光は眠る真宏を見つめながら両親に会わせたくない理由を口にした。
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