忘れられない人

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その頃、真宏はまだ眠っていた。 ー7時30分、キッチンー 『れん君、真宏起こしてきてくれるかしら』 『わかりました』 れんは部屋に行った。 ー真宏の部屋ー 『うう~ん…』 目を覚ました真宏は背伸びをし体を起こすとベットからおりパジャマを脱いだ。 その時、れんがドアを開いた。 『ご、ごめん…』 れんはドアを閉めた。 真宏は裸のままドアを開きれんを中に入れドアを閉めた。 『男同士なんだから恥ずかしくないだろ』 普段着に着替えながら真宏が言った。 『そうだよな』 れんは照れながらドアを開いた。 『おはよう、れん』 『おはよう』 真宏とれんは口づけを交わした。 そして真宏とれんは仲良くキッチンに行った。 『真宏、お母さん仕事に行くからあとお願いね』 母親は用意をしながら玄関に行った。 『父さんは…』 『出掛けたわよ、行ってきます』 母親はドアを開き出掛けていった。 『真宏、ご飯を食べよう』 『あぁ』 真宏とれんは向かい合って椅子に座り母親が作った料理を食べ始めた。 『昨日もうまかったけど今日もうまいなこの味噌の鯖煮』 れんはご飯に味噌の鯖煮をのせ食べた。 ご飯を食べながら真宏は今日何をするかれんに尋ねた。 『俺、服を買いたいから服を買いに行ってそれから…また考えよ』 『わかった』 それからしばらくして食事を終えた真宏とれんは仲良く皿を片付けた。 ー朝、10時ー 『真宏、そろそろ出掛けようか』 れんは玄関に行った。 『おい、待ってくれ』 真宏とれんはドアを開き外に出るとドアを閉め鍵をかけた。 『どこの店で買うんだ』 『行きつけの店があるんだ、そこの店に行こう』 れんと真宏は歩いていった。 真宏の家から歩いて45分後、店に着いたれんと真宏は店の中に入った。 『いらっしゃいませ、れん君』 男性の店員が言った。 『俺が頼んでた服、ありますか?』 『昨日、到着したんだよ、買いに来ると思って取っておいたよ』 『ありがとうございます』 れんと店員が話をしている頃、真宏は服やズボンを見ていた。 しばらくして気に入った服が見つかり真宏は買うか買わないか悩み始めた。 『どうしようかな…』 『何してんだ』 買った服の袋を持ってれんが近づいてきた。 『買うか買わないか悩んでるんだ』 『欲しいなら買ってやろうか』 『良いよ、そんなつもりで言ったんじゃ…』おい!』 真宏は服を掴んでレジに行くれんを追いかけた。
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