第1章

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「それは…… その時まではそうでした…… でも教授は晒し者にしようとしてますよね!?」 「これは大発見なのよ!? 誰も信じてはこなかった人魚の伝説が実在してたなんて! エリク、もう一度、彼女を読んでちょうだい」 エリクは拳を握りしめた。 「嫌です。それはできません。 3年間共に研究してきた教授を信じて、今回の事も自分の胸に秘めとくって条件で教えましたよね?」 「だって、こんな事ありえないじゃない!!本当に人魚が居るのよ!? しかもその人魚はエリクと友達になってるなんて、ありえないじゃない!! 貴方の話は最初は信じてなかったのよ。そんな非現実な事がありえるのかってね」
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