第1章

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周りに誰も居ない事を確認して ゆっくり、音を立てないように 岩場に近付いた。 エリクは海を見つめていた。 「エリク…」 私は小さな小さな声で言った。 「アン!今日も来てくれたんだね」 エリクはこちらを見ない。 「エリク…こっちを向かないの…?」 「え…あ、悪いなって……」 エリクは海を見ながら微笑んだ。 「なんか……ありがとう…」
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