第1章ポルターガイスト

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「彰子、少し落ち着いて」 「でも!!」 「大丈夫、大丈夫だから。李樹達はさっきまで情報収集に行ってたんだよ?なのに帰って来たって事は何か方法があるって事だよ」 ね?と彰子へと語りかけ李樹をチラ見して彰子へと視線を戻す。 溜め息を一つついて李樹が口を開いた。 「……調べて来た事を報告する…ルカ」 机の上に置いてあった書類を持ちルカさんの話に耳を傾ける。 「まずこの館についてですが、結構な人が亡くなっています」 「いわば、幽霊館って事か」 薫さんが合図ちをうつ。 「ええそれも厄介な幽霊館です」 「どういう意味だ?」 首を傾げながら薫さんが聞く。 他のメンバーも一緒に首を傾けルカさんを見る。 ルカさんはメンバーの顔を険しい表情で見渡した。 何故だろ、嫌な予感がする。 メンバーを見渡した後、ルカさんが口を開いた。 「……この館自体が黄泉へと繋がっているんです」
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