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「もう、こんな時間か」
気が付いたら20時を過ぎていた。
「ご飯作るからゆっくりしてて」
「はーい」
腹減ったな・・・。
ついでに風呂入りたい。
「お風呂借ります」
「いいよ~」
さて、パジャマは・・・。
やべ、忘れた。入ってない。
「先生ぇ」
「どうしたの?タオルなら貸すよ」
「いや、パジャマ・・・」
「忘れたか。調達してあるから行ってこい」
「はーい」
~30分後~
ナニコレ・・・
「一体これは?」
「やっぱり似合うね」
「完全に女用ですよね!?」
だって、猫耳のフード付き。しかし柄も猫っぽいんだよ。
「ストックしてて良かった」
「なんでストックしてるんですか」
「いいからご飯食べよ」
そう言って座るのを急かす。
「「いただきまーす」」
「旨い」
豚の生姜焼きはサイコーだね。
この格好じゃなきゃもっと良かった。
「どうした浮かない顔して」
「誰のせいですか」
この格好のせいで気分ただ下がりだよ。
「本多」
「なんですか」
「可愛いよ」
・・・は?
「今、何て?」
「その格好の本多似合う。可愛い」
「・・・」
空耳かな。
まさかグッチーがそんなこと言う訳無いよね。
「どうした」
「ご馳走様でした。眠いっす」
とっさに嘘が出た。
悩んでるなんて思わせたくない。
「了解。ご馳走様」
「先に行きますね」
「はーい」
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