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俺は、彼奴を、愛しているのだろうか?
好きだった、でも
それは、愛じゃない。
赤の他人より
好きだった、だけだ。
彼奴は、俺のこと、そーゆー目で見てた。
だから
セックスしたんだろ?
俺は、彼奴にとって
性奴隷でしかないんだ。
だって
彼奴が愛してるのは、身体だろ?
俺じゃない。
「…こんな、身体…大嫌いだ。」
この身体は、人を、おかしくしちゃうみたいだ。
おじさんも
あの女も
先生も
同級生も
後輩も
彼奴も…みんな、身体目当てだった。
「なんで…こんな、身体、に、狂わされるんだよ…」
なんで、俺を、見て、くれないんだよ…。
震える声が、部屋に
心に
虚しく響いた。
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