第3章 礼の秘密

47/54
前へ
/288ページ
次へ
そして、楽しく夕食を 食べ終えると、由紀子は後片付けをしてから、リビングでくつろいでいる礼 に、コーヒーを入れる。そして由紀子も飲みながら、ゆったりとした時間を 満喫しようとしていた時、礼が口を開いた。 「由紀子、ここに引っ越ししてきなよ。それに、仕事も、結婚したら、止め てほしいな。違う仕事をしてもらわないといけないから。 それと、今日は、僕に心配をかけさせたんだから、そのお詫びをしてもらう よ。もう二度と他の男に言い寄られないようにしないとね。 由紀子は、僕の物だと言う事を分かっていてもらわないとね。」と言うと礼 は、にやりと笑うのだった。 由紀子は、その言葉に体がびくっと反応したが、確かに礼には助けてもらっ たし。 「礼、明日は、お休みだから、ゆっくりできるわ。」と言うと、礼は 「由紀子本当に?それじゃあ、オールナイトでお詫びをしてもらおうかな。」 と言うと、礼は楽しそうに笑っている。
/288ページ

最初のコメントを投稿しよう!

373人が本棚に入れています
本棚に追加