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報告を済ませ、部屋を下がろうとした時、
「で、ひろの事なんだが・・・」
と副長に言われ、ドキリとする
「さっきの話、聞こえたか?」
「会津藩の御仁と・・・と言う話でしょうか?
すみません
聞くつもりはなかったのですが・・・」
「ああ、俺もひろも興奮して、つい、声が大きくなっちまったからな
だが、まだ決まった話じゃねぇから、皆には伏せといてくれ
それと、あいつの事だ、絶対に逃げようとするから、段取りがつくまで、外に出ねぇよう見張っといてくれ」
「御意」
「それと・・・」
「はい」
「お前ぇ、最近、ちょっと気張りすぎだ
連中に気づかれちゃまずいが、四六時中そんなに張り詰めていちゃ、持たねぇぞ?
総司やひろとも全く接触してねぇんだろ?
少しはどっか、気を抜く所を作れよ
女抱きに行くとか、ダチと話すくれぇいいんじゃねぇか?」
「ぎょ、御意」
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