391 鬼の休息

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「やっぱ、いい」 「食欲無いの?」 「いや、腹は、減ってるんだけどな・・・」 と額を押さえ、目を閉じる 目眩(めまい)がしてるんだろう 「じゃ、僕が食べさせてあげるよ 起きると目眩がするんでしょ? すっかり起きなくてもいいからさ 後ろに座布団重ねて、ちょっとだけ身体起こそうよ」 「ああ・・・」 私は座布団を十枚程持って来て、ヨッシーの背中に傾斜を付けてもたれさせた 「どう? 気持ち悪くない? 目眩する?」 「ちょっと・・・いや・・・ 大丈夫だ」 脈をとると、少し早いかな・・・くらいだ 「じゃあ、はい あ~ん」 と小さく丸めたおにぎりや、一口サイズに切った煮物を口に放り込んでいく
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