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「お前らってかごめかごめって知ってるか?」
「ああ?あー....確か後ろの正面誰?みたいなやつだろ?」
「鶴と亀がギャグ言って滑ったやつか....」
俺の発言に友達の直樹と文屋が答えた。
「そ、そんな歌だったっけ........」
俺の彼女の美奈子が突っ込む。
「てか弘明....お前、何で急にそんな話なんか....」
........やっぱそうくるよな
「別に........この前ネットでかごめかごめの怖い噂みたいなのが出てきてよ....」
俺がそう言うと周りにいた友達たちが笑い出した。
「お、お前....今更かよ」
「弘明くん....時代遅れよ....」
「しかし懐かしいな....かごめかごめ」
「確かにねー....幼稚園以来かな?」
確かに自分で言ったが懐かしい遊びだな....
幼稚園か....俺たちは今高校生だから....随分経つな。
「どう?みんなでやってみないか?」
「あ、いいね!久しぶりだし」
その他の友達も文屋に賛同した。
俺も首を縦に振る。
それが....すべての始まりだった。
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