1話

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「お前らってかごめかごめって知ってるか?」 「ああ?あー....確か後ろの正面誰?みたいなやつだろ?」 「鶴と亀がギャグ言って滑ったやつか....」 俺の発言に友達の直樹と文屋が答えた。 「そ、そんな歌だったっけ........」 俺の彼女の美奈子が突っ込む。 「てか弘明....お前、何で急にそんな話なんか....」 ........やっぱそうくるよな 「別に........この前ネットでかごめかごめの怖い噂みたいなのが出てきてよ....」 俺がそう言うと周りにいた友達たちが笑い出した。 「お、お前....今更かよ」 「弘明くん....時代遅れよ....」 「しかし懐かしいな....かごめかごめ」 「確かにねー....幼稚園以来かな?」 確かに自分で言ったが懐かしい遊びだな.... 幼稚園か....俺たちは今高校生だから....随分経つな。 「どう?みんなでやってみないか?」 「あ、いいね!久しぶりだし」 その他の友達も文屋に賛同した。 俺も首を縦に振る。 それが....すべての始まりだった。
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