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かごめかごめに参加した人は
俺(弘明)、直樹、文屋、美奈子、尚美、花梨
俊、香奈葉、健太郎、優雅
の十人だ。
「始めに俺が真ん中になる!!」
文屋が手を挙げてアピールする。
「はいはい....」
「....真ん中の人って何て言うんだろうね」
「籠の中の鳥は~って言うんだし鳥じゃね?」
「とりあえずやろうぜ!」
そして俺たちはかごめかごめをやり始めた。
かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ?
文屋の後ろに来たのは、優雅だった。
「我にヒントを与えよ....」
「な、何そのいい方....」
ヒントか....優雅の特徴は....髪がストレートで綺麗だな。あとは目が大きいな、あとはスカートが似合いそうだけど本人は着たがらない....
「髪が黒い」
「女子」
「可愛いよ」
優雅の顔が赤くなる。
「可愛い女の子か....うーん....今のメンバーだと....優雅とかか?」
優雅の顔がさらに赤くなる。
「文屋....お前フフ…てか正解だよ」
今にも吹き出しそうな健太郎が文屋に告げる。
「ま、まじかよ」
文屋も顔を赤くしながら後ろを振り返る。
「優雅....」
「文屋くん....ありがとう」
まさか文屋って優雅のこと....まさかな
「はいはい....そこ、イチャイチャしないで優雅、次は貴方が真ん中よ」
不機嫌そうな香奈葉が言った。
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