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やがて、二人はその行為を止めて陳慱に目を向け、
「分かりました。この朱存、先生の言葉に従い、これからを生きていくつもりです」
「私も兄上と同じ想いです。玉冕が何を意味するのかは分かりませんが、先生から頂いた偈を真のものとし、玉冕を纏う身になりましょう」
頭を下げて陳慱に感謝を意を示した。
ふう、まずはこれでいいね…さて、次に私がやるべきことは…
陳慱はそう思いながら、再び二人の顔を交互に見て、
「それはよろしいことです。どうか、私の言ったことを、くれぐれも忘れないで下さい。
ところで、私と羅君を部屋に案内してくれた、あの兵士は今どこにいますか…?」
朱存に尋ねる。
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