第三章

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「ハッハッハッ!要するに住処を追われてしまったと言う事か!ハッハッハッ!」 「笑わなくても良いでしょ!?」 真実を知り、余りにくだらない理由だったのか爆笑する銀杏に、そう風子が怒った顔をする。 「まぁ落ち着けよ。とにかく、住む場所が無いんだな?」 「はい!お願いします!どうか助けて下さい!何でもしますから!」 「うーん…とはいえ、ウチは2LDKだから、そんなに広くないしなぁ…」 僕等が住むアパートは風呂トイレ付きの2LDK。 とはいえ、流石に三人は難しい。 「待て主様よ。まさか風子を住まわせる気ではあるまいな?」 「仕方ないだろ?住む場所無いって言うしさ」 「本当ですか!?」 「ワシは反対だぞ!?」 .
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