第四章

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…次の瞬間、僕は銀杏に起こされた。 いや、正確には助けられたと言うべきだろう。 「主様大丈夫か?」 酷く汗をかいていた。 自分でも判らない程に、大量に汗を流していた。 「一体何が…?」 「マズイですね。これは瘴気です」 僕の手首を見る風子は、いつの間にか付いていた痣を見ながら深刻そうな顔をする。 「瘴気?」 「妖気を孕んだ霊力だ。主様がうなされていたいたから、ワシが神通力で起こしたが…マズイの」 .
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