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水面映り
雲が吸い込まれていく先には、緑色の太陽が昇ると言う。
ガラス張りの足元を歩いて、僕らは雲のように目指していると言うのだろうか。
見つめてしまえば、きっと歩き続けることなどできないほどの闇が足元に広がっている。
見惚れてしまうほどキレイでキレイで、怖いほどにキレイな闇。
それでも僕は歩いていると言う。
いったい誰に語り掛けているのか。
僕は銀色の水溜りを見上げている。![image=490293742.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/490293742.jpg?width=800&format=jpg)
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