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「銀!久し振りだな!」
スキマから藍が飛び出して銀月に抱き付く。
「そうだな」
銀月は藍の被っている帽子の上からガシガシと頭を撫でる。
「相変わらずね。元気にしてた?」
藍に続いて紫が出てくる。
「お前もな」
銀月も藍を撫でる手を止めずに紫に返事を返す。
「あ、あの……雪さん」
「はい、何でしょうか?」
早苗が銀月と藍の様子を見て雪に質問をする。
「あの二人の関係って…?」
「銀月様と藍さんは私も含めて旅をしていた事があったんですよ。そして、紫さんが幻想郷を作り終えて身を固めようと言う話になった訳なんですよ。そんな訳で夫婦未満の関係です」
「へぇー……って身を固めた訳では無いんですね」
「はい、本当に愛し合っているかを確認し合う為に一旦保留にしていたんですよ」
「ちなみに…その愛し合っているかを調べる方法は?」
「簡単な方法ですよ。ただ五百年お互い会わずに不倫しないようにするだけですよ。ちなみに私と紫様で監視していました。まあ、元から私は従者でしたが」
「そうでしたか……」
雪が視線を早苗から銀月の方に移すと紫が何かを頼んでいた。
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