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「ここは?」
スキマから出た場所は多少の木々が生えている場所だった。
「ここは妖怪の山の近くよ。近くと言っても天狗の縄張り外だから気にしなくて良いわよ」
銀月の問いに紫がそう答える。
「わかった。ありがと。それじゃあ早速創りますか………ほいっと」
すると次の瞬間には銀月達の目の前に大きな屋敷が現れた。
「流石ね。あ、そうそう。異変は人里とかに影響が無いようにお願いね。それと頼んでおいてなんだけれども、早めにお願いするわ」
「大丈夫だ。どんな異変を起こすかは決めている」
「因みに聞いても?」
「楽しみにしておけ」
「それもそうね。藍、行くわよ」
「わかりました。それでは御二人とも、失礼します」
そうして紫と藍はスキマに戻っていった。
「それじゃあ雪、明日起こす異変について説明するから中に入るぞ」
「はい」
銀月と雪は屋敷に入って行き、異変について話し合いをして一夜を過ごした。
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