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ーとある神社ー
「はぁー…今日も平和ねー」
居間にて一人で横になってそう呟いたのは、脇を出している巫女服を着ているのが特徴の博麗の巫女、博麗霊夢だ。
「れ、霊夢ー!大変だー!」
外から突然大声が飛んできてガラッと障子を開けたのは白黒の服を着た少女、名を霧雨 魔理沙と言う。
「一体どうしたのよ?そんなに慌てて?」
急いだ様子の魔理沙に呑気にそう聞く霊夢。
「異変だぜ!」
「は?異変?何があったのよ?」
「また紅い霧が出てたんだぜ!それに雪も降ってきた!」
「今は夏よ?雪なんて降るわけが無いじゃない。それにもう一度紅い霧の異変を起こすほどあいつも馬鹿じゃあ無いでしょ?」
あいつと言うのは過去に紅い霧を使って異変を起こしたレミリア・スカーレットの事だ。
「いいから外を見てみるんだぜ!」
「分かったわよ………何よ…これ…」
魔理沙に言われるがままに外を見た霊夢は紅い霧が出ており、更に夏にも関わらず雪が降っている光景に目を見開いて絶句していた。
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