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「魔理沙、何時霧が現れたの?」
「三十分位前にだぜ!」
「何処から現れたの?」
「さあ?いきなり空が紅くなったんだぜ」
霊夢は魔理沙にいくつか質問をするが、殆ど分からない事だらけだった。
「なあ、霊夢」
「何よ」
考え込んでいる霊夢に魔理沙が声を掛ける。
「文なら何か知ってるんじゃないか?」
「それよ!」
文と言うのは妖怪の山に住む鴉天狗で、文々。新聞という新聞を書いている。そんな彼女なら何かこの異変に関するネタを掴んでいるのではないのか?と魔理沙は考えたのであった。
「でも、何処にいるのかわかるのか?文なら今頃この異変に関するネタを探すために飛び回っていると思うんだぜ」
「それなら大丈夫よ。一言で直ぐに飛んでくるわ」
と、霊夢は自信満々に言う。
「マジでか?」
魔理沙は半信半疑の様だ。
「なら、実演するわよ」
と言うと霊夢は一言発した。
「あ、こんなところに良いネタが!」
「そんな事で来るわk」
訳がない、そう言おうとした魔理沙の直ぐ横を突風が通った。
「良いネタはここですか!」
気が付くと黒い翼を生やした少女、射命丸 文が霊夢の目の前に座っていた。
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