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雪月亭
それは五百年前まで幻想郷にあったお食事処である。
従業員は妖狐たちと銀月と雪。速い、旨い、安いをモットーに営業していた。
店は妖怪や人間で賑わい、人里離れた所にあるにも関わらず雪月亭に行く人間には妖怪は襲わないという暗黙のルールがあったほどだった。
「雪月亭は不定期でなら再開はする予定だ。まぁ、まだ帰ってきたばかりだから再開はもう少しあとだろうけどね」
「そうですか。ありがとうございました。新聞はできしだい持ってきます!」
それだけ言うと文は飛び出て行った。
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