キルリスト

2/14
前へ
/219ページ
次へ
PM18:14。 アルメロダ。 ドシャ降りの今、町外れの空き倉庫で激しい銃撃戦が繰り広げられていた。 「ぐあ…」 「あッ…」 マフィアの2人が心臓を抑えながら倒れる。 キャンディはすかさず身を伏せた。 パンパンッ!!! 隠れた横倒しの鉄パイプに弾が当たり火花が散る。 キャンディは弾倉を交換する。 「そんなもんかよッ」 バンバンバンバンッ!!! 向こう隣りで仲間の黒髪ポニテの色黒メイリーンが撃ち、また敵マフィアが2人倒れた。 「ヘニャチンどもが」 メイリーンが立て続け様に発砲する。 その手には愛用の特注のシルバーの47口径の銃が握られていた。 キャンディも同じく特注のメタリックピンク&シルバー色の46口径の銃を出し、撃ちまくる。 2人の正確な狙撃に撃ちながら次々と倒れていくマフィア。 「逃げる気よっ」 キャンディが倉庫から逃げ出て走りゆくマフィアのボスを捉えた。 「あの野郎」 メイリーンが再び撃とうとしたとたんーー ズバババババババババ!!!!!!!!! 激しいマシンガンの銃撃に見舞わされた。 とっさに伏せる2人。 「ひぃっ!!!」 メイリーンの隣りで頭を抱えて脅える情報屋のパーシー。 「クソっ!!」 メイリーンが身動きとれず悪態をつく。 激しい弾丸が止むことなく飛来してくる。 「このままじゃ逃げられるッ」 キャンディが撃ち返すが当たらない。 「あいつなんとかしないとっ」 「助けてぇっ!!!!」 パーシーがメイリーンにしがみつく。 「邪魔だよばかっ」 メイリーンが突き放す。 キャンディは辺りを見回す。 そして……
/219ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加