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PM18:14。
アルメロダ。
ドシャ降りの今、町外れの空き倉庫で激しい銃撃戦が繰り広げられていた。
「ぐあ…」
「あッ…」
マフィアの2人が心臓を抑えながら倒れる。
キャンディはすかさず身を伏せた。
パンパンッ!!!
隠れた横倒しの鉄パイプに弾が当たり火花が散る。
キャンディは弾倉を交換する。
「そんなもんかよッ」
バンバンバンバンッ!!!
向こう隣りで仲間の黒髪ポニテの色黒メイリーンが撃ち、また敵マフィアが2人倒れた。
「ヘニャチンどもが」
メイリーンが立て続け様に発砲する。
その手には愛用の特注のシルバーの47口径の銃が握られていた。
キャンディも同じく特注のメタリックピンク&シルバー色の46口径の銃を出し、撃ちまくる。
2人の正確な狙撃に撃ちながら次々と倒れていくマフィア。
「逃げる気よっ」
キャンディが倉庫から逃げ出て走りゆくマフィアのボスを捉えた。
「あの野郎」
メイリーンが再び撃とうとしたとたんーー
ズバババババババババ!!!!!!!!!
激しいマシンガンの銃撃に見舞わされた。
とっさに伏せる2人。
「ひぃっ!!!」
メイリーンの隣りで頭を抱えて脅える情報屋のパーシー。
「クソっ!!」
メイリーンが身動きとれず悪態をつく。
激しい弾丸が止むことなく飛来してくる。
「このままじゃ逃げられるッ」
キャンディが撃ち返すが当たらない。
「あいつなんとかしないとっ」
「助けてぇっ!!!!」
パーシーがメイリーンにしがみつく。
「邪魔だよばかっ」
メイリーンが突き放す。
キャンディは辺りを見回す。
そして……
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