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「マズくない?」
猛スピードで倉庫区を飛ばす車中でメイリーンが言った。
「シクったわ」
「その通り」
運転しながらクリスティーナが言った。
「ごめんッ!!!」
パーシーが謝る。
パーシーが立てかけてあった鉄パイプを倒し、連中に気づかれてしまったのだった。
「ほんとだよっ」
「痛っ!!」
メイリーンが肩を殴る。
「このまま逃げられたらアウトよ。全て終わるわ」
「逃がさない」
クリスティーナが飛ばす。
そして……
「いたっ!!!」
角を曲がったとたん前を走る黒い車を捉えた。
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