砕けた星たち

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ーーー月菜視点ーーー どんな人でも物でも始まりがあれば終わりがある それは命だけじゃなくて繋がりも同じである とある彼がきっかけで繋がっていた者達がその要が消えた瞬間 男1『おい!!聞いたかよ?』 男2『あれか!?皆藤まで学校に来なくなったってヤツか?』 アタシはいつもの川原でそんな会話が聞こえてくる あの一件以来……当然の様に御手洗咲哉は始業式には現れなかった その翌日には藍川と学校に戻ったはずの風間も来なくなった 男2『花咲先輩もなんか覇気が無くなったよなー?』 男1『あぁーそれスゲぇー分かる』 そう遠目でしか見てないはずの彼らが分かる位に桜は変わっていた アタシは彼女とあれ以来直接会話はしてないから感じる事は彼等と同じである 男2『藍川さんとか風間さんがいなくて学校に活気も無くなったしなー なんか面白いこと起きねーかな?』 男1『ホントそれな!?』 彼らはそんな会話をしながら川原を通り過ぎていた 最近アタシは凄く思う、自分は結局何も知らないままに全てが終わった 今まで終わりと言うものに大した感情をもたなかったけど (不思議なくらいモヤモヤするな) それを吹き飛ばしたい想いでタンポポを吹き飛ばしていた
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