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「あっちぃなー。今日の気温スゲーらしいぞ。なあ、やっぱ食堂行かね?あっちは涼しいぞ?」
いや、俺はここで充分だから。ばあちゃん家に居た時だってエアコンはあったけど、使うのはもっぱら扇風機だった。
それに、そんなに暑いなら。
「…………………………離れたらいい」
そんな、背中にべったり張り付いてたら暑いに決まってる。
「うわ、お前そんな事言うのかよ。少しでもお前に触れたい俺の気持ち、まだわかんねえ?」
理人さんは梅雨明けして初めて一緒に木に登ってから、毎回一緒に上がって来るようになった。
コツを掴んだ今では、一人で上がって来れるようになっている。だから、拒否出来ない。
別に拒否したいわけじゃないけど。俺は安心出来るから………座椅子理人さん。
だけど、こんなに暑い暑い言うくらいなら、離れた方が良いと思う。
「…………………………だって暑いって」
「ちげーだろ。暑くても、お前は離したくないの。わかんねーかなぁ」
ごめん…………正直よく分からない。
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